死んだ時ばっかり集まりやがって
ババァ(ジジィ)は死にます。
若さゆえの破滅願望があるなら、勝手に死ね!
たかだか数十年の差だ。深沢七郎的にいえばそういうことです。
ということで、死んだときばかり集まるMJの少し前に実は長谷部安春監督がお亡くなりになっている。R.I.P.
あぶ刑事や相棒など80年代以降の作品は個人的には好みではないのですがそれ以前の作品、特にこれは外せない。
間違いなくシリーズ5作中のベストはコレ。2番目はワイルドジャンボ。
セックスハンター=種族(混血)狩り。
米軍基地のある立川を舞台にした破滅的な若者群像映画だが実はそう簡単ではない。
被差別者、被支配者、被抑圧者同士が憎しみ合わなければならないシステムは出口がない。
社会装置は権力、国家、アメリカへ向けるべき銃口を自らに仕向けさせる。
今のようにハーフが「かっこいい」「かわいい」という対象ではなく被差別者として見られていた時代。この潜在的差別意識は形を変え今も社会に潜在している。
誰も救われない結末。
性的不能のバロン(藤竜也)、流れ者ハーフの数馬(安岡力也)、ズベ公リーダーマコ(梶芽衣子)とキャラ設定もすばらしい。脚本は鬼才、大和屋竺。さすが。
珠玉の名曲「禁じられた一夜」のデュエットバージョン。
日活は劇中歌をきちんと書き下ろししているので音源はいくつかのバージョンがあります。
破滅的クライマックスへと続く名場面。
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